コロナショックの影響で、
最近、株価の動きが激しいですね。
基本的には急落状態が続いていますが、
何か良いニュースがあると、いきなり上がったりします。
投資をしていると、
やっぱり急落には動揺してしまうところがあります。
私も少し前まで含み益状態だったのに、
今では泣きたくなるような含み損状態です。。。
このような状態の時に、
パニックにならないためには、
何をしたら良いのでしょうか。
ニュースやSNSから離れてみる
とにかく株価の急落、暴落時には、
悪いニュースばかりが飛び込んできます。
特に投資初心者からすると、
どの情報が正しいのか分からなかったり、
いたずらに不安を煽られてしまうため、
しばらく、ニュース等から離れてみるのがいいと思います。
これは現実逃避とは違います。
パニック時にやりがちな行動を防ぐ
一つは、パニックになった状態では、
- 必要以上に損切りをしてしまったり、
- 逆に買い場と思って、買い過ぎてしまったり、
ということをしがちです。
ニュースやSNSを見ると、
それぞれの人が自分の意見を述べていますので、
全く逆のことを言ってることも珍しくないです。
買った方がいいという人もいれば、
まだ待った方がいいという人もいます。
投資初心者ではこのような中で、
自分がどうすべきかを決めるのは難しいので、
下手に動かないということが大切です。
株価急落は悪いことばかりではない
また、自分の投資手法にもよりますが、
株価急落は必ずしも悪いことではありません。
市場全体として株価が下がっている時には、
優良株も合わせて下がっていることも多く、
絶好の買い場になる可能性もあります。
しかし、下がり相場の中で、
今が底、というのを見分けるのは容易ではありません。
私の経験上も、株価が下がってきて、
これは買い時と思って買った時ほど、
そのまま下がり続けていくことが多いです。。。
確かに、株価が乱高下している時、
- 一気に落ちたところで買って、
- また一気に上がったところで売れれば、
短期間で大きな利益を上げることができますが、
投資初心者がするにはリスクが高すぎると思います。
本当の暴落であれば、
そう簡単に株価は戻らないと思うので、
買い場はしばらく続くと想定されます。
周りの情報を少し遮断して、
本当の買い場が来るのを待つのも大切かと思います。
自分の資産を正確に計算してみる
とはいえ、自分の資産が減っていくのは
どうしてもソワソワするかもしれません。
そんな時には、
自分の資産を計算してみるといいと思います。
これは、自分の資産のうち、
- 安全資産
- リスク資産
の割合を把握することが大切ということです。
投資上級者であれば当たり前のことと思いますが、
初心者だとそこまでしていないことも多いと思います。
貯金などの現金を確認
まずは、自分の銀行口座などを整理して、
今、いくら現金を持っているかを把握します。
ハイパーインフレ等までいくと別ですが、
とりあえず目先の株価急落、暴落時であれば、
現金の安心感は一番だと思います。
どんなに株価が下がったとしても
現金が目減りすることはありませんし、
生活に困ることも無いです。
株などのリスク資産を確認
次に、株などのリスク資産がどれくらいなのか把握します。
証券口座を見ればすぐに分かります。
この際、
- 購入時の価格
- 現在の評価額
の両方を把握するようにしましょう。
ちなみに、
- 日本国債
- 日本債券ファンド
- 円建てMMFやMRF
などについては、安全資産に含めていいと思います。
安全資産とリスク資産の割合を確認
自分の資産を整理できたら、
安全資産とリスク資産の割合を計算します。
- 安全資産(70%):リスク資産(30%)
- 安全資産(50%):リスク資産(50%)
のような感じですね。
私はこの比率を確認したところ、
- 評価損の絶対額は大きいけど、
- 資産全体からしたら数%だったのか~
という発見があって、だいぶ気持ちが落ち着きました。
この方法で安心するためにも、常日頃から、
投資はあくまで余剰資金でやる
というルールを徹底しておくことが最も大切かもしれません。
どうしても行動するなら、積立額を増額
ある程度安心できたとして、
やはり株価が安い時に買いたいという
思いは出てくるかと思います。
その際ですが、
単発で一気に買うよりも、
毎月の積立額を倍にしてみる
という行動が初心者にはいいと思います。
買うタイミングを計るのはとても難しいので、
機械的に買ってくれる積立を利用するのはいいことだと思います。
株も本当に暴落した場合、
そう簡単に戻ることは無いと思いますので、
積立額を増額することで、
リスクを抑えつつも、十分なリターンを狙えると考えられます。
まとめ
投資の初心者が、
株価の急落、暴落時にパニックにならないように
事前に対策を考えておくことは大切です。
まずは、焦って変な行動を起こさないことです。
但し、個別株などの場合、
暴落や景気の悪化で紙屑になるリスクはどうしてもあります。
損切りも時には必要になると思います。
このあたりも含め、
どうしても自己責任になってしまいますので、
自分が責任を取れる金額まででしか運用しないというルールは
常に意識しておきましょう。